苫小牧縄文会

「静川遺跡から、
今私たちに大切なものを!」

一万年以上も続いた縄文時代は豊かで平和な時代だったとされています。なぜ、縄文時代はそれほど長い年月平和な時を続ける事が出来たのでしょうか。そこには人と自然との共生社会の確立にありました。取りすぎを回避すると云う経済観、自然を敬うと云う自然観、争いや妬みを回避してきた社会観、今私たちが忘れ欠けている「縄文のこころ」がそこにはあったのて゜しょう。

現在、全国で縄文時代の遺跡が次々と発掘され、縄文時代の研究が盛んに進められております。苫小牧でも「静川遺跡」が昭和57年に発掘され、現在国指定の史跡となっております。この郷土苫小牧においても長期に渡り縄文時代が続いていたのです。まさに、すぐそこに縄文を学習、研究する貴重な遺跡があるのです。しかし、現在この遺跡は案内掲示板があり、一部遊歩道の計画が有りますが、市民が気軽に縄文時代を体感することも体験することもできません。「静川遺跡」の存在をとおして郷土の縄文をもっと深く知る事、また、縄文の文化や哲学を学ぶ事により、現代の私たちが忘れかけているこころの豊かさ「縄文のこころ」が見えてくるのではないでしょうか。

私たちは市民や、将来を担う子供たちにその大切さを知ってもらうために、「静川遺跡」の保存整備を訴え、共に縄文文化を学ぶサークル「苫小牧縄文会」を創りました。
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